ソープヒストリア

歴30年越えソーパー、セミリタイア中々

一時代を築いた「振り替え」1

エロ話が続いたので、

今回は営業手法的なお話を。

令和になって、遂にヘブンの紙媒体が終了しました。

僕がこの世界に入った頃、

ヘブンは未だ創刊されていない時代。

その地域限定のタウン誌みたいなのは

三有りました。

本指名か、店内アルバム、フリー。の二種類だけ。

本指名は関西だと純指名とも言います。

それとフリー、当時はまだ控え室の時代なので、

フリーは原則順番について行く。

そこに、弱小で地域限定のタウン誌の様な

ソープ、ヘルス、ホストの専門誌が次々現れました。

で、時代は変化して行きます。

新たな指名の種類、P指名。

PhotoのPですね多分。諸説有りますが。

本指名、P指名、フリー。

で女子の手取りが3種類に分類される時代。

手取りも、全隠し、目隠し、目出し、全出し、

とか細かく手取りに差をつける店も

有りました。

各店1ページが当たり前だったのに

見開き2ページが当たり前になりました。

各店4〜5人の女子が当たり前だったのに

7〜8人になり、

4ページ15〜6人載せないと競争に

参加できない様な状況になって行きました。

月刊のヘブンはドンドン分厚くなり

電話帳みたいになって行ったのも

今や良い思い出ですね。

最近は固定電話や、

電話ボックスも珍しいくらいなので

電話帳も今、あるのか、ないのか、

という時代ですね。

その頃、クルマの運転席から、

バックシートに置いてある

ヘブンを取ろうとして、

肘を痛めた事がありました。

テニスエルボーを再発させてしまったのですね。

それくらい、持ち運び出来ないくらいの

感じになってました。

そして、そーゆー風俗誌全盛時代に

振り替え、という、物凄い時代がやって来たのです。

当時はまだ、携帯電話が一般化してない時代。

番号通知なんてのもない時代。

ポケベルとかがまだ

あったんじゃないかなと思います。

P指名で1日6本予約で埋まっても、

安心は出来ないのです。

会員さんの予約で6本だと

安心出来るのですが

新規の予約だと、

お客様とお店の駆け引きみたいに

徐々になって行きました。

実際にはドタキャンセルのお客様がいるので

余分に予約を取る、

それを来店してから

他の子に振り替える。

事情を説明して、

一度遊んで会員さんになって頂ければ、

次回からは優先的に取りますから

と言う事で他の子で遊んでいただく。

お店側のP指名、ドタキャン予防策と、

営業とを兼ねて、何しろ此処を上手く

乗り越えないと人気姫を維持出来ない。

色んな事情を考えての、振り替え営業だったのです。

下手な対応のお店は

本指名を振り替えしたり、

会員さんを振り替えしたりして、

潰れて行きました。

長くなるので、

一時代を築いた「振り替え」2

に続きます。