ソープヒストリア

歴30年越えソーパー、セミリタイア中々

ソプ街全体が博打場みたいだった頃

競輪競馬のノミ屋さんがウヨウヨしていたあの頃。

野球賭博も普通にできてました。

 

ノミ屋さんというのは、

電話をかけて〇〇競輪今日の第一レース、2−3、2−4、2−5を千円づつ。

とか賭ける事ができて、夕方自転車に乗ったお兄さんが

負けたお金を集金もしくは当たり金を持って来てくれる商売です。

 

まだ電話投票とかない時代です。

労働時間の長いあの時代。

大変重宝してました。

お店の全員がノミ屋利用している店とか、

フロントの電話は受話器がずっと外してありました。

競輪の結果のわかるテレフォンサービスがずっと

繋げっぱなしの状態でした。

 

昼間、競輪競馬をやると夜は野球。

ハンデをノミ屋さんに電話で聞くと教えてくれます。

1.0、1半、1.5、このハンデの違いは

1.0は引き分けで終わるとマル負け。

1点差で勝つとチャラ。2点差で勝つとマル勝ちです。

1半は1点差で勝つとマル負け。2点差で勝つとマル勝ち。

1.5は1点差で勝つと5分負け。2点差で勝つと5分勝ちです。3点差で勝つとマル勝ち。

 

以前もお話ししましたが、シーズンも押し詰まって来ると、

ノミ屋さんによって、ハンデが逆に出たりする事もあります。

 

で、遊ぶ方に裏の手がありまして、

もう働いているお店をやめよう、よし今週の給料日まで働いて

旅に出よう。そういう流れものが働いているのがこういう業界です。

寅さんみたいな奴らが沢山いた訳です。

寒くなって来たから南の方に行ってみようかなみたいな。

 

で、最後の日にノミ屋さんにドーンと大きく張る。

何軒ものノミ屋さんにドーンと大金を張る。

で結果を最寄駅で調べる。テレフォンサービスとかに電話する。

当たっていると確認したら旅に出ない。

もう一度お店に戻って働く。

買ったお金をノミ屋さんが持って来る。

 

で、負けた時、そのまま電車に乗って旅に出る。

ノミ屋を踏み倒す。

 

これ逆もあるんです。

大穴当てられたノミ屋さんが飛ぶ。いなくなる。

 

当てた方も、当てられた方も、

警察に行く訳にはいかないですからね。

nomiyasan

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